PENTIK(ペンティック)は、1971年創業。はじまりはフィンランド北部で陶器や革製品を扱う小さなお店でした。 ペンティックの生みの親であり、今なおアーティストとして活躍するアヌ・ペンティックがこのお店のオーナーでした。彼女はセラミックやレザークラフトに強い関心を持っていて、自身の手から紡ぎだされた製品は瞬く間に広まりました。現在ではフィンランドに60店舗以上を展開し、国内有数のライフスタイルブランドとして知られています。
やわらかな曲線で象られ、どこか温かみを感じるKALLIO(カッリオ)シリーズ。カッリオとは「岩」を意味するフィンランド語です。自然の様々な現象により岩の尖った部分が長い年月を経て削られ丸くなる様子が、器のフォルムから感じられるでしょう。アヌ・ペンティックはそのような自然の強さと繊細さをひとつの器で表現しました。今もなお人の手による工程を数多く残しているメイド・イン・フィンランドのテーブルウェアです。
PASTELLI(パステッリ)は、ピンクや白の花をちりばめ、花以外のフォルムを黒で描いた、柔らかくも全体的に甘過ぎないイラストが特徴的。
定番的なテーブルウェアが多い中、2016年発売と比較的新しいシリーズUSVA(ウスバ)。カッリオのフォルムにインクブルーの濃淡の植物が表現されています。
パターンは、テーブルウェアからテキスタイルまで幅広いアイテムに用いられています。白とブルーの配色は日本人にもとても馴染み深く、食卓を上品に演出します。
トナカイのパターンを用いたSAAGA(サーガ)シリーズ。ラップランドの自然を器に表現しました。動物のパターンが載っても、こどもっぽくならず軽やかに、そして古代遺跡の壁画のようなユニークさも持ち合わせています。
トナカイのフォルムに切り抜いたシートを器に被せ、切り抜かれている部分にローラーで色を塗るという手法を用いています。ペンティックブランドには欠かせないパターンです。お皿の淵に、トナカイの角の部分だけのパターンをバランス良く載せています。
ラップランドの人々と共存してきたトナカイ。かつては人々の交通手段としてソリを引いていました。重そうなくらいの大きな角、顔は上を向き、凛々しささえ感じます。小さなタイプと一緒に飾ると、一層ラップランドの自然の情景が思い起こせそうです。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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