1825年スウェーデンのストックホルムに設立されたグスタフスベリ。
芸術家のウィルヘルム・コーゲはじめスティグ・リンドベリ、リサ・ラーソンなど、素晴らしいデザイナーにより、個性豊かでミッドセンチュリーの象徴的なテーブルウエアが数多く生み出されました。現代のラインも当時の設備を活用しながら、ひとつひとつ手作りに近い製法で作られているので、大量に生産されるものとは異なりひとつひとつ表情の違う温かみのある製品に仕上がっています。
グスタフスベリを語るうえで、欠かせない人物がStig Lindberg(スティング リンドベリ)です。ミッドセンチュリーに活躍したスウェーデンを代表するデザイナーの一人で、1937年に陶磁器ブランド グスタフスベリに入社後、当時活躍していたデザイナーの一人であるウィルヘルム・コーゲの元で修業を積み、並外れたエネルギーと独創性で数々の名作を生み出しました。2016年生誕100年を迎えたリンドベリですが、美術工芸品の愛好家の間では、1942年には既に名の知れた存在で、21世紀の現在も多くのコレクターの注目の的となっています。
同じくグスタフスベリで活躍しているデザイナー、リサ・ラーソンに動物シリーズの制作を進めたのもリンドベリで、彼女にとって師匠にあたります。リンドベリはグスタフスベリで活躍すると共に、ポスターや広告などのグラフィックデザインもてがけ、世界的なアーティストとしても活躍しました。多彩な彼は音楽の才能にもめぐまれ、自宅での来客のもてなしにしばしば即興演奏も披露していたという一面もあります。
スティグ リンドベリの代表作
リンドべリの代表作でもあり、グスタフスベリのテーブルウエアを代表するシリーズとして、今でも絶大な人気を誇ります。葉脈がくっきりと描かれた木の葉モチーフが印象的です。※復刻版
均一に並んだドットはさりげなく遠近法を用いることで、より立体的でシャープな印象に仕上げています。柄を反転させた「EVA」とペアで揃えても素敵です。※復刻版
「棒」という意味のラインでデザインされたシンプルなシリーズ。ブラウンとブラックのコンビがどこか懐かしく優しい印象を与えます。※復刻版
細かな花びらと、コロンとまるいフォルムが可愛らしいアスターを、黒のラインで縁取ることで、モダンで印象的にデザインされたシリーズ。ブルーとレッド、ペアで揃えたくなるシリーズです。※復刻版
北欧らしい青のプラムがモチーフのかわいらしいシリーズ。よく見ると少しずつ違う角度で並んだプラムは、使う人をウキウキさせてくれます。※復刻版
わずか2年しか製造されなかった「Turtur」。カップに描かれた数羽の鳥はそれぞれ違った羽で表現され、グリーンとブラウンのシンプルな色使いがより図柄の美しさを引き立てています。※復刻版
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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