2016.10.25
研修旅行の2日目…
まさかの台風の中…
大雨で車が水没してしまうのではないかと心配しながらも…
[写真はアトリエ見学後、雨がおさまってから撮りました(^^)]
研修旅行前半について詳しく知りたい方は↓↓↓
①飛騨産業工場見学についてはこちら
②飛騨産業本社ショールーム見学についてはこちら
伝統工芸が生きづく町・金沢で、20年前から手作り時計を製作。
金沢伝統の箔工芸や、日本画で使用される岩絵具などを積極的に使った「はなもっこ」シリーズは、平成21年金沢ブランド優秀新製品大賞も受賞しています。
その思いを大切に、ひとつひとつ心を込めて作り続けています。
では、実際見学してきた作業風景をご案内します!!
ラボットスタッフも愛用しているシーブレーンの腕時計(^^)
どのような工程で作られるのか??
見る前からワクワク♪♪♪
シーブレーンの原点とも言えるクルチュアン。
文字盤も全てひとつひとつ手作業です。
実際に作業している所を見せていただきました!
かつて私たちの身の回りは着物をはじめ、櫛、かんざしなどの装飾品や唐紙、掛け軸など、古来の色や意匠に彩られてきました。現代の私たちが忘れかけていた美意識を身近に感じていただける腕時計です。
岩絵具を使った文字盤
日本画にも使われる岩絵具。
7世紀ごろ高麗の僧が紙や墨とともに日本へ伝えられたといわれ、主に天然の鉱物を砕いて作った絵具です。
約1400年以上、素材や技法も変わることなく現代まで受け継がれ使い続けられている、世界でも類を見ない美しい絵具です。
その岩絵具と膠(にかわ)という接着剤を混ぜ、和紙に幾重にも塗り重ねるという伝統的な技法で仕上げています。
薄い和紙に岩絵具を重ねて塗るのですが、
なぜなら、厚くなってしまうと時計の針がひっかかってしまうからだそう。。。
薄く塗ろうとすると綺麗な色が出なく、しっかり色をのせようとすると厚みが出て時計が回らなくなってしまう。。
そして、時期や温度によって岩絵具の中の膠(にかわ)の量を調節しなければなりません。
岩絵具を安定させ常に同じ色を出す。天然の鉱物を使うからこそ、とても難しい作業になります。
何度も試行錯誤して今の文字盤ができたようです!!
【実物の膠(にかわ)】
茶色→一般的に使われる動物性の膠。
透明→魚からとれる膠。
長さ30cmくらいで太さは1cmもないくらいです。透明の膠は薄い色の鉱物の時に使います。
はなもっこシリーズは和装でも合わせられる様時計のインデックスは数字を入れていません。
ベルトをくみひもに替える事も可能ですので、TPOに応じて使い分ける事もできるんです!!
はなもっこと同様に岩絵具という絵具を文字盤に塗った腕時計です。
ケースは金沢の工房にて真鍮や銀の板や棒の状態から、ひとつひとつ手作業で加工。
手作りのため非防水であり、また、真鍮や銀はどちらも次第に変色する特性があります。
そのため、はなもっこと比べて、ご使用時に気にかけていただく必要がありますが、
次第に変化する素材の魅力や、手作りのぬくもりをお楽しみいただけるものになっています。
シンプルながら、存在感のあるいろは。
角度によって鉱物の粒子キラキラ光って見える。使う場所も選ばない。
そんな素敵な腕時計です♪♪
今回は残念ながら和紙に塗っている所は見ることができませんでしたか、、、
実物の鉱物や膠など、作る上での大変さなどお話するができました!!
贈りものにも、自分用にもぴったりなシーブレーンの腕時計。
ひとつひとつ丁寧にハンドメイド。
海外の方にも人気だそうです!!
もちろんオーダーする事もできますよ(^^)
組み合わせも自由にできますので、是非世界でひとつだけの腕時計を作ってみては??
シーブレーンさんからいただいたお茶菓子がとても美味しくて
(立派なお土産までいただいきました!!本当にありがとうございました!!)
帰り金沢駅のお土産売場で探し、買って帰りました(^^)
金沢のお菓子などのお土産はパッケージにも凝ったものが多く、、、
沢山買い物をしてしまいました(^o^;
金沢 茶菓工房たろうについて詳しくは↓↓↓
http://www.sakakobo-taro.com/index.html
悪天候でしたが、温かく迎え入れていただきほっこりした気分で帰路についたラボットスタッフでした。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
↓