2019.09.08
絵画や工芸、建築などにおける伝統的な彩色方法「繧繝彩色(うんげんさいしき)」。
淡いものから濃いものへと変化していく・・・
日本画の顔料として用いられている「岩絵具(いわえのぐ)」は、同じ原料でも、粗く砕くと濃い色に、細かく砕くと明るい色になります。
その特長を活かし、文字盤のインデックスをグラデーションにしています。
今回は、アトリエシーブレーン(atelier c-brain)の「はなもっこ」から繧繝(うんげん)シリーズが登場したのでご紹介します♪
「繧繝」シリーズは、岩絵具の素材や伝統技法の魅力を、かわいくポップな腕時計として楽しんでいただけるデザインになっています。ベースの白い部分は銀箔に典具帖紙という極薄の和紙を膠(にかわ)という伝統的な接着剤で貼り重ねています。 ティッシュペーパーよりも薄い紙をシワなく貼り付けするのはとても大変!膠を含むと、繊維がほどけてすぐに破けたりよれたりするので、素早く余計な力を加えないように注意しながら刷毛でつけていくそうです。和紙の繊維の隙間から銀がほのかに輝き、繧繝彩色を際立たせます。
●群青(アズライト)インデックス×シルバー(ステンレス)ケース
伝統的な日本画の顔料である岩群青は、藍銅鉱(らんどうこう、Azurite:アズライト)からつくられます。深く、強い青がかもしだすその美しさから、古来より貴重な顔料として使用されています。その「青」を文字盤全体に使うのではなく、ワンポイントにグラデーションで取り入れているのが粋なデザイン。青が好きな私は、青い文字盤の時計が入荷するたびに無意識のうちに手に取っています。(笑)
実際に着用してみると、白にさりげなく銀箔がキラッと輝く文字盤にインデックスの青いグラデーションが際立ちます。更にシルバーケースがすっきりクールな印象に。最近の傾向として、シルバー系アクセサリーが人気なので、普段はゴールド系を選びがちな私ですが、近ごろはシルバー系が気になっていて、今イチオシです!!
●緑青(マラカイト)インデックス×ゴールド(メッキ加工)ケース
こちらも古代から使われている顔料のひとつ岩緑青を用いたもので、原料となる鉱物は孔雀石(くじゃくいし、malachite:マラカイト)を使用しています。銅が酸化することで生成される錆のような青緑色で、国宝の源氏物語絵巻などにも多用されています。深く鮮やかな緑色も文字盤全体に塗るのではなく、グラデーションとしてインデックスのみに使用することで、主張しすぎないのがポイント。
着用してみると、レディースサイズの小ぶりな円形ゴールドケースで女性らしさと華やかさを出しつつも、さりげないワンポイント「緑」グラデーションが目を惹きます。黒ベルトと合わせるとシックで落ち着いた印象に見えますね。緑や白、ネイビーのベルトと合わせても良さそう!ワンポイント小物で緑を取り入れてみては?
※ベルトは別売りとなります。
※現在店頭でご覧いただけるのは、群青と緑青のみ。その他、お取り寄せとなります。
アトリエ・シーブレーンの時計の特徴として、ベルトが自由自在に変えられるんです!!一重巻きから二重巻き、ステッチ入りやツートンタイプなどなど、そのバリエーションは様々♪最初はスタンダードなものから始めて、二本目三本目はちょっと変わったデザインのベルトを選んでもいいですね。ベルトだけでのオーダーも可能なので、ぜひ、自分好みを探してみてください!
いかがでしたか?
繧繝シリーズには、スギライトという鉱物を砕いて作った岩絵の具「藤紫」も近日仲間入りするそうです!
ラボットでは、今年も9/7~9/30までアトリエ・シーブレーンの時計フェアを開催します!
この機会にベルトを気分で変えられる時計に買い替えてみては?
ぜひ、店頭でご覧ください(^^♪
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店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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