2022.11.26
生活を豊かにしてくれる観葉植物。
暖かい地域で育った植物は、夏場こそ育てる心配はいりませんが、、
冬場には冬場の育て方があるって知っていますか?
「寒さでダメにしてしまった」「なんだか元気がない」「冬になったら葉が全部落ちてしまった」
などなど、私も相談される機会がよくあります。山に挟まれた福島の冬はとにかく風が強く寒い!
枯らさないためには、寒さ対策をして冬を過ごそう!
寒さを耐え抜く重要なポイントは「水やり」「置き場所」「乾燥対策」の全部で3点!
最後には寒さに強い品種や注意ポイントもお教えします♪
植物が枯れてしまう原因の1位である水やり。冬場の水やりは”特に”細心の注意が必要!
植物の大半は、10℃を下回る寒さで生長が止まります。その理由としては、日光・水・温度、3つの植物の生長に必要不可欠な要素のうち、日光・温度の2つが十分に確保出来ないから。
3つの要素がバランスく良く保たれることで生長するため、必然的に「水」も必要なくなります。
ただし、生長が止まったからと言っていきなり断水してしまうと、葉が落ちたり、枯れてしまうなんてトラブルも。
植物の種類にもよりますが普段1週間に1度水を与えているなら、2週間に1度、3週間に1度など少しずつ水の量を減らし、植物自体の樹液の密度を高めることで、耐寒性も高めることが出来るんです。
※1回で与える水の量を減らすよりも、回数を減らす方がメリハリが出るのでオススメ!
なるべく水やりの回数を減らすとお伝えしましたが、減らすことともう1点、
冬場の水やりのタイミングは、暖かい午前中!なるべく手早く!
その理由としては、与えた水が気温と共に冷たくなり、根が傷ついてしまうこともあるから。ただでさえ土が乾きにくい冬は、なるべく早い時間に水やりをするのがポイント!
また、キンキンに冷えた水ではなく、常温(15~20℃程度)の水を与えるのがオススメ!逆に温かいお湯だと根が蒸れてしまうので常温がベストです。
植物に最適なタイミングで「水やり」ができるお助けアイテム。土にサスティーを挿してお水をあげると、白い部分が青くなり、水がなくなると白く戻ります。土の表面だけでは分かりづらい中心部の水分量を可視化できるので、水やりの目安としてオススメです。
『Sustee』
価 格:437円(税込)~
サイズ:S(2~3号)、M(3~6号)、L(6~12号)
備 考:使用温度 5~40℃
寒さ対策を左右する上で一番重要なのは「置き場所」。
外に置けますか?と店先でよく聞かれます。置きたい気持ちも分かりますが、、
ほとんどの植物がNG!郡山でも霜が降りる場合もあるので言語道断!!
冷たい風や寒さによって、根が痛んでしまったり、霜が降りると植物自体が持っている水分が凍ってしまい、ほとんどの植物が再生は不可能。二度と復活が出来なくなってしまいます。
冬場は、イヌやネコもお家の中で過ごすように、植物も愛情込めて室内に置いてあげてください。日照時間が短い冬の日中はなるべく日の当たる窓辺に。夕方からは、窓から寒さが伝わってきてしまうので、なるべく窓から離して置いてあげるのがオススメです◎
「日中」と「夜」、時間によって植物の置き場所を替えたい時には、キャスター付きの鉢や、キャスター台。軽い鉢がオススメ◎
鉢とキャスターがセットになったアイテムは押すだけで簡単に移動が出来てしまう便利なアイテムですよ。
『エコフレンドリーポット』
価 格:7,700円(税込)~
素 材:プラスチック、木材粉等
備 考:底穴無し、10号サイズです。
寒さがダメだから、なるべく暖房ガンガンに!なんてしていませんか?
暖かいのは植物にとって良い環境ですが、ストーブやエアコンを付け過ぎると空気がカラッカラに乾燥。
乾燥すると植物は自ら水分調整し、葉から水分が放出。乾燥が大好きな「カイガラムシ」や「ハダニ」などの害虫にとって恰好の住処になってしまいます。そうならないため、普段から加湿器を焚き湿度を上げたり、葉の表面だけでなく、葉裏など植物全体にもこまめな霧吹きが重要◎
虫が出てしまっても初期の段階なら霧吹きで対策することも可能ですよ!
ボトルの握りやすさやコンパクトさ、チューブの先端に付いた重りがポイントのスプレー。
重りがあることで、傾けたり逆さに持った状態でも最後まで噴霧出来る優秀なアイテムです。噴射口を回せばミストの細かさも調整することが可能です。
冬越えをする知識がいくらあっても、種類によっては今の環境のままでは難しいものも。。
これから植物を迎えようとしている方は、まずは寒さに強い植物を選びましょう◎
代表的に耐寒性のある種類の中でも、インテリアに合う個性豊かでお洒落な植物を3種類選びました。
ゴムの木と呼ばれるフィカス。品種は800種類以上と言われている人気の高い観葉植物で、ベンガレンシスやウンベラータなどが有名です。基本的な耐寒温度は5℃程。とても寒い福島県の冬であっても、室内で育てるには十分な温度です。また、選べる種類、枝ぶりの個性など、観葉植物初心者から幅広くオススメな観葉植物です。
白い樹液を持つフィカスは、水やりの回数を減らすことで樹液の濃度を上げ、耐寒性を上げることが出来ます。
※ 耐寒温度はあくまでも目安です。長期間耐えられる温度とは異なりますので注意が必要です。
ワイルドな見た目が人気のユッカ。寒暖差が激しいメキシコ~北アメリカが原産地であり、耐寒温度は3℃程。さらに30℃を超える真夏の猛暑にも耐えられるタフな観葉植物です。フィカス同様、福島県の屋外での管理は難しいですが、関東より南の地域であれば冬越え出来ると言われています。
耐寒性、耐陰性は比較的高いですが、日光がしっかりと当たる窓辺などに置いてあげると元気に育ちます。
※ 耐寒温度はあくまでも目安です。長期間耐えられる温度とは異なりますので注意が必要です。
どうしても屋外に植物が欲しい場合、オススメなのがオリーブ。耐寒温度は-3℃、短期間であれば-5℃~-10℃程。
いくら低い温度に耐えられると言っても、雪や霜が土に降ってしまうと温度に関わらず枯れてしまう場合もあります。屋外でも軒先に置いたり、雪除けなど対策することで冬を越えることが出来ます。
日光を多く必要とするオリーブは、冬場もしっかりと日光を当てることが大切です。
※ 耐寒温度はあくまでも目安です。長期間耐えられる温度とは異なりますので注意が必要です。
それぞれの植物が、枯れずに耐えられる温度があります。しかし、その温度の範囲だからと言って、室内に置いていた植物を屋外に置いたり、またその逆をしたり。温度には耐えることが出来てたとしても、急な温度変化は植物にとっては負担が大き過ぎ。最悪枯れてしまう、なんてことも。少しずつ温度に慣れさせることが年間を通して重要なポイントです。
温度変化以外にも、環境の変化も植物にとって負担が大きいもの。良く陽が当たる場所から日陰に置いたり、今までわずかな陽の光のみだったのにも関わらず、急に良く陽が当たる場所に置いたり。環境を替えることで日差しの量や、風量などが変わってしまいます。こちらも少しずつ慣らせば適応していくので何の問題もありませんが、急に変えてしまうと生長を妨げてしまうので注意が必要です。
冬になり一気に温度が低くなると、葉っぱが次々と落ちてしまう現象も起こります。温かい季節は成体力を有り余し、新しい葉をどんどん作ります。しかし、寒い季節は無駄な葉を減らし体力を温存しようとします。キャパオーバーになった植物は、葉を全て落とし丸坊主になってしまうなんてことも。春先には新芽が出て元通りになるなど、葉が落ちたから枯れるわけではないので、注意して対応することが大切です。
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店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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