2015.10.27
1920年のある日、飛騨高山に2人の旅人がやって来て、西洋の曲木の技術を伝えました。
その話に心を動かされた高山町の有志たちは、「飛騨の匠」で知られる伝統技術と、山々に密生したブナ原生林を資源に、西洋家具メーカーを創業しました。当時としては画期的なベンチャービジネスの誕生でした。椅子など見たこともなかった職人たちは、永年の経験と木の知識に支えられながら試行錯誤を繰り返し、2年後には自信を持って世に送り出すことのできる作品を作り上げたのです。それ以来飛騨産業の家具は昭和初頭の華・モダニズムを彩り、日本の家具文化を育んできました。戦後は優れたデザインと品質で評判を集め、数々のロングセラー商品を生みだし日本人の暮らしに定着してきました。そして未利用資源の導入や廃材の利用など、飛騨産業の新しい試みと創造力は、今も創業の精神を引き継ぎながら、さらに日本の風土と文化に根ざした家具を産みだそうとしています。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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