山形緞通ことオリエンタルカーペットは、かつて染色の町として栄えた山形県山辺町にあります。地域の再生・復興を広めるためとして、創業者・渡辺順之介は、昭和10年に中国より緞通の技術者を招き、カーペットの一貫生産をスタートさせました。
日本の美意識を織り混ぜた独自のデザインと、磨かれ続けるものづくりの姿勢と技術は、日本を超え世界で認められ、
皇居新宮殿、京都迎賓館、アメリカ合衆国大使館、バチカン宮殿、歌舞伎座、帝国ホテル、ホテルオークラ、清水寺などの著名な官公庁や文化施設、宿泊施設等の建築に使われております。
建築施設へのじゅうたんづくりで事業を伸ばしてきたオリエンタルカーペットでしたが、平成初期(90年代前半)から、バブル崩壊、リーマンショック、低価格商品の需要が高まり、業績は一気に低迷。
事業縮小を余儀なくされる中、さらなる試練『東日本大震災』で工房設備にも被害を受け、もうあとがないという危機的な状況で、オリエンタルカーペットは”大きな決断”をしました。
不退転の覚悟で、オリエンタルカーペットは建築施設からホームユースへの路線変更を決断ました。ブランドのコンセプトや商品ラインナップ、商品開発、ロゴに至るまで、あらゆる面を見つめ直し、ブランドの立て直しをしていったのです。
オリエンタルカーペットの長年の歴史や技術を全て活かした改革。そのじゅうたんづくりへの真摯な姿勢は、人の心を動かし続け、山形緞通を唯一無二の存在として輝かせています。
機械織りが主流のじゅうたん業界ですが、山縣緞通のじゅうたんづくりは、全行程を日本の職人が手作業で行います。
糸づくりから始まり、染め、織り、アフターケアまで全て一貫生産。足元からおもてなしをしたいという先人の想いを受け継ぎ、山縣緞通のじゅうたんはひとつひとつ作られていくのです。
店長がLABOTTOのこと、くわしくまとめてくれました。
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